婦人科

挙児希望相談、避妊相談、月経不調などの卵巣機能不全、性行為感染症、排尿障害ほか、更年期のトラブル、子宮ガンの検診、乳腺エコー、ブライダルチェックも取り扱っております。

当院は、子宮頸がん検診に力を入れています。

初潮の低年齢化や食生活の欧米化といった影響など、さまざまな要因で乳がんや子宮がんになってしまう女性が近年増加しています。
平成30年度には豊中市の子宮頸部癌検診の受診者は12,264人で多くの女性が積極的に子宮がん検診をご利用くださっていますが、それでも対象者の4人に3人が子宮がん検診を受診しておられません。
現在、20代30代の方々の子宮がんが増加しております。
当院では子宮がん検診の2次検診も行い受診される方々の利便性向上に努めております。1人でも多くの方が子宮を失う状況に陥ることを避ける為にも、1人でも多くの方が子宮がん検診を受けて下さいますようお願いいたします。
※子宮がん検診について

女性の患者さまの子宮頸がん検診に力を入れています。

ブライダルチェック

ご結婚をひかえて、体のこと、妊娠のこと、なんとなく不安はありませんか?
昨今、ご結婚をひかえた女性が受ける婦人科的な健康診断をブライダルチェックと呼ぶようです。
診断内容は医療機関によって様々ですが、水野産婦人科では主に以下のような診断を行っております。
※ブライダルチェックは自費診療につき保険対象にはなりません。

子宮や卵巣の形態異常

「エコー(超音波断層法)」を用いて子宮筋腫や卵巣のう腫などの検査

婦人科細胞診

子宮頸(外側)がん、子宮体部(内部)がんの検査

性行為感染病(性病)検査

HPV・クラミジア・淋病の他、カンジダ、梅毒、HIV(エイズ)の検査
※ご希望の方はHBV(B型肝炎)、HCV(C型肝炎)等の検査もいたします。

更年期障害

現在、日本人の閉経年齢は51歳弱とされています。閉経に先立って、40代半ばごろから、規則正しい排卵周期を維持することが困難になり、その結果、月経周期が長くなったり、逆に短くなるなど不安定になる他、生理の量が減少したり、生理の日数が長くなったりもします。このような状況に陥った時に、卵巣の働きを維持するために、脳から卵巣刺激ホルモンが分泌されますが、この結果、自律神経のバランスなどが崩れて、冷えのぼせや肩こり頭痛等さらには、不眠や抑鬱状態が生じることになり、これらを症候群として「更年期障害」と呼ぶようです。

性行為感染症

最近10代後半から30代後半の方の性行為感染症が増加しており、不妊症の原因になっている他、若年層の子宮頸部ガンの増加の原因にもなっております。
性行為感染症(いわゆる性病)について、おりものが多いとき等自覚症状がある方は一度ご相談ください。

HPV(ヒトパピローマウイルス)

現在100種程度が知られています。うち、30種程度に発がん性があるとされています。
子宮頸部扁平上皮がんのほぼ100%がHPVの感染により、子宮頸部腺がんにおいてもほどんど例でHPV感染が関与しているらしいことが分かってきました。
10代の高校卒業生の婦人科患者の60%以上、全女性の80%以上が一生に1回以上かかっているといわれます。がん化リスクの低いHPV感染では、自然に治癒することも少なくありませんが、がん化リスクの高いHPV感染では数年~十数年でがんが発症する可能性もあるので婦人科細胞診で異常のあった場合は定期健診をおすすめします。
※子宮頸がん検診について

クラミジア

一般にクラミジアトラコマチスによる子宮頸管炎、卵管炎などをさします。 女子大生の15%、妊婦さんの10%がかかっているといわれています。抗生剤を1回内服するだけで、80%以上の症例では除菌できるとされていますが、長期にわたり薬を飲み続けなければならないケースもあります。また、除菌しても不妊症になってしまうこともあり、子宮外妊娠にいたる割合は健康体の8倍ともいわれています。
おりものが多い場合(特に水っぽいおりものの場合)は早めに受診されることをお奨めします。

淋病

最近になって抗生物質の効きにくいタイプが流行しているようです。女子大生の7~8%が淋病にかかっているとのデータもあります。女性の患者様は自覚症状に乏しく「パートナーの男性が泌尿器科で淋病と診断されたので自分も調べてほしい」といったケースも多いです。不妊症の原因となるため注意が必要です。